ひとり綴り

回想

思い出したことがあります。

地域のイベントに参加した時のこと。

そのイベントには夫と私と子どもで参加していました。

昼食の時、私の夫が、料理の話をしました。

私の夫は料理が好きで、よく料理を作ってくれます。


その場にいた男性は、料理などしないという人が多かったようです。

夫が料理の話をすると、

ある人が、

「えっ?奥さんは料理をするのが嫌なの?」

と言いました。


料理は女がするのが当たり前だと思っておられるのですね。

私の夫は料理が好きなので、その話をしたかっただけなのですが、

その人は、
男が料理をするなんて、おかしい、と思っておられるのですね。

男に料理をさせるなんて、けしからん妻だ、と、思っておられるのですね。


男に料理をさせて、平気な顔をしているなんて、考えられない、と思っておられるのですね。


その人は、その場にいた人の中で、一番年長者で、立場も一番上の人でした。


その発言に対して反論する人は一人もいませんでした。


その場にいた私はとても居心地がわるかったです。


もう二度と、その集まりに行くのはやめようと、心に誓ったのでした。




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