ひとり綴り

ひざし

子どもが一人暮らしをするための家を探した時のことです。

まず期間の余裕があまりありませんでした。

受験は別の場所だったので学校に行ったこともありませんでした。

学校よりも先に住宅屋さんに立ち寄り、アパートを見せてもらいに行く車の中から、初めて学校を見たくらいでした。

こうなってから、やはりオープンキャンパスには行っておけばよかったと、思ったのでした。

進学先が決まってから、急いで地図を見て周辺の様子を知ろうとしましたが、距離を見て近いと思っても実際は急な坂があったり、近いのに道がつながっていなくて大回りしなければならなかったりしました。

時刻表を調べたり、運賃や通学定期のことも確認しながら考えました。

条件は、それはできるだけ快適な環境で、とは思いますが、とはいえ、お家賃のなるべくお安いところで、、通学しやすい場所、、というのを考えると、あまり選択の余地はありませんでした。

ここだ!という物件ではありませんが、ここなのかな、、くらいの、半分不安な気持ちで契約まで、することになりました。

それでも何とかなる、といいますか、するしかない、といいますか、、何とか間に合ったのだと思います。

追加で荷物を運んだりもしました。

家電や家具のことも同時に考えながら、バタバタの期間でした。

入居手続きを済ませて、部屋にいて気づいたことは、ある時間帯に、ひざしがまともに部屋の中まで入ってくることでした。そういうと、いろんな条件を考慮しているなかで、方角について気にかける意識がゆるんでいました。気にしたところで、もうここしかなかったのでしょうが。

今は遮光性のカーテンをかけていますし、住んでいる子ども本人はそんなに気にならないようです。

 

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