ひとり綴り

失う

自分の母校がなくなることは、さみしいことだと思います。

友達や先生や校舎、生活、過ごした時間の思い出が、なくなるような気がします。

自分の生まれ育った家がなくなるということも、思い出が消えるようで、想像するだけでさみしいです。

すきだった公園がなくなるのも、せつない。

失うということは、悲しいことです。

小学生のとき、すきだった先生が移動になりました。お別れの挨拶で、会うは別れの始まり、と教えてくれました。

こんな中年になって、小学生の時に覚えた言葉を思い出すって、すごいことだな、と思います。子ども心に、伝わるものがあったのだな、と思います。

諸行無常という言葉もあります。仏教の言葉で、一切は常に変化する、ということだそうです。

四苦八苦という言葉も仏教の言葉のようです。生老病死愛する人との別れ、嫌な人との出会い、欲しいものを得られない、世の中ままならない、という八つの苦しみのことだそうです。(私の分かりやすいように書かせていただいております)後半の四つの苦は、心がけ次第でなくすことができると、僧侶の方の言葉にかいてありした。

変わりゆくことは、当たり前のこと、受けとるこちらの心次第で、苦しみは消えるのだと。

失うものではなくあるものに焦点を当てて感謝する、出会えた意味を考えて感謝する、そういうお話でした。

これまでにも聞いたことがあるようなお話ではありますが、今のわたしにすっと入ってきたので書き留めておきました。

 

お読みくださり

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