ひとり綴り

諦める

一度決めたことを最後までやりぬく。

これは、いいことだと思う。

できるところまでやってみるのは良いと思う。

納得いくまでやってみればいいと思う。

そのうち、何か見えてくる。

はは~ん、

これ、

無理だな。

どうやら自分には合っていない。

自分の行く道ではない。

そういう時が来たならば

諦めてもいい。

諦めるまで続けることも、最後までやりぬくということ。

そこまで続けたことは無にはならない。

無になるはずがない。

無であるはずがない。

有りだ。

在りだ。

始めから何もしないのは違う。

同じであるはずがない。


そこまで続けたからこそ見えてきたこと。

そこまでの期間と経験を経て見つけた答え。

そこで諦めることはひとつの完結だ。

意地になって続けるのとは違う。

惰性で続けるのとも違う。

しがみつくのとも違う。

諦めたからと言って何もなくなったりしない。

むしろ

続けてきた経験と、諦める判断力が身に付いた。

大切なものを失う勇気を持てた。

寂しさも経験した。

多くのものを身に付けたのだ。


負けてないよ。

強くなったんだよ。


一度決めたことを最後までやりぬくということは、

そのゴールを自分で決めることでもある。

願っていたものとは違うゴールが待ち構えていたとしても、

自信を持って堂々とテープを切るのだ。

そこまで走り抜いたあなたは素晴らしい。


周りの評価は関係ない。

一人の人が一生懸命生きている。

そこに何の評価がいるのだろう。

誰に評価する権利があるのだろう。

自分が納得していればそれでいいのだ。


自分が納得できないならば、

自分の中のもう一人の自分が

すごいよ、

よくがんばったよ、

立派だよ、

知ってるよ、

全部知ってるよ、

全部見ていたよ、

えらかったよーーー

と、

言ってあげるのだ。

自分をいっぱい抱きしめて。


そして

再び

歩きだす。



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ありがとうございますm(_ _)m