ひとり綴り

普通

急に気温が高くなり、暑いとさえ感じる週末でした。

温かくなったりまた寒くなったりしながら春が近づいているのですね。


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録画しておいたドラマを見ました。

どこかのはずれの村にある診療所のお話でした。

とってもハートフルなお話で、

泣いたり笑ったりさせてくれます。

何というあたたかいドラマなのだと
おどろきました。


今回スポットがあたった登場人物は

真面目で仕事も出来て心遣いもできる素敵な人なのですが

自分のことを、面白味もなくて普通すぎて印象も薄いと言い、

深い事情を抱える人のことを

羨ましくさえ思ってしまうほど
こじらせているのです。


真面目でおとなしいのかと思ったら、

実は昔「俺以外は全員DEATH!」
って叫ぶようなロック調?の歌を自作していたのでした。


彼のことを何とかしてあげられないかと気にかけていた村の人たちは、この歌を聞いて、あっけにとられました。

その様子がおかしくて、
私は笑いが止まりませんでした。


心のうちに秘めたものを解放するのって、気持ち良いんだろうなぁ。


この彼は、ここの村の人たちになら、
心の内を明かしても良いんだ
と、思えたのでしょうか。

ここの人たちなら、
そのまま受け入れてくれるのではないかと

安心して心を許して良いのだと
思えたのでしょうか。





私はこの回を見て
昔のことを思い出しました。

若いころ、友達の親友と友達になりました。

友達の親友は私に身の上話をしてくれました。

そして「私たちもこんな話が出来るほど仲良くなれたね。」と言いました。

私は「私には打ち明けるような話はないよ。みんな色んな苦労を乗り越えて来ているのに、私には何にもないんだよ」と言いました。

彼女は「そんなことないよ、◯◯ちゃんにもきっと何かあるんだよ。みんなあるんだよ」となぐさめて(?)くれました。

私はその時、本当に何もなくて私はつまらない人間だ、と思ったものでした。




だから、ドラマの中の彼が、へんなコンプレックスを感じていることが、私にもわかるような気がして、ストーリーに引き込まれてました。


ドラマになるくらいだから、
そう思う人も、世の中には一定数おられるのでしょうね。



そんな時期を通りすぎ、今では普通どころか普通に人並みのことが出来なくて困っている私。

困り事など、ない方が良いに決まっているじゃない、と思うのです。







お読みくださり
ありがとうございましたm(_ _)m