ひとり綴り

失敗

以前、同じ地域に住む方と、トラブル?になったことがありました。

例えて言うと、お隣さんが車庫入れに失敗して、車も車庫も壊れてしまい、あちこち業者を呼んで大変だった、とします。

くずれたブロックが我が家の塀にも当たり、へこんでしまったとします。

この場合、こちらは何も悪くないと思うのですが、なぜか、こんな所に塀があるのが悪い!という風に言われてしまったのです。

相手も気が動転していたようで、後から謝罪を受けました。

十分なことはしていただけたのですが、その時は私も腹の虫がおさまらず、気持ちの上では許すことができませんでした。

その時お詫びにと、お菓子をいただきました。

包みを開けてみると、美味しそうな和菓子が並んでいます。

でも私はブンプンだったので、「こんなもので、ごまかされないぞ!」と思っていました。

「まったく、こういう使われ方をして、お菓子が気の毒じゃないか!」

「かと言って、腹立ちまぎれに捨ててしまうなんてこともできないし…」

手元にあると嫌なことを思い出すからない方がいいんだけど、

そういうものを人にお裾分けする気にもなれないし、

結局こちらで食べるしかなくて、

いただくことにしました。

包みを開けて、ポソポソと食べながら、複雑な気持ちでした。

本当は甘いものが好きなので、違う場面だったら喜んでニコニコでいただいたはずなのに。

これまた不思議な話で、食べてしまうと、お菓子はやっぱりおいしくて、怒りの大きさが、少し和らいだような気がしたのです。

(これ、ただの食いしん坊、というだけでしょうか(^_^;))



この事で、気がついたことは、こちらが迷惑をかけた時に、菓子折を添えてお詫びに伺うときは、相手の方は、こういうお気持ちかもしれない、ということでした。

お菓子なんてもらっても、余計に迷惑だと思われるかもしれない、ということ。

迷惑をかけてしまった時点で失敗なのですが、あやまって、許してもらうということは、難しいことだと、改めて学びました。

仕方のないこともありますが、自分の不注意や勘違い、防ぐことのできる失敗は、起こさないように気を付けなければ、ということでした。


自分の思考や行動を、丁寧にしていこうと思います。


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ありがとうございましたm(_ _)m