ひとり綴り

料理

高校生だった頃、友達と話をしていて、こんなことがありました。


私が、家族の夕ご飯を作った話をしました。

その日のメニューはカレーでした。

別の日に、また夕ご飯を作ったという話をしました。

自分では、珍しくお手伝いをしたものだから、

満足して話したのですが…、

メニューがシチューだと言ったとたん、

友達から笑われてしまいまして…。


友達が言うには、

カレーもシチューも同じだと言うのです。

ルーが違うだけだ…と。


その時私は、笑われている意味が分かりませんでした。

カレーとシチューは全く別のものだとしか思っていなかったので…。




〜時は流れて〜

主婦になって何年もたってから〜


じゃが芋と玉ねぎと人参とお肉を炊いて、

和風味にすれば肉じゃが、

カレーのルーを溶かせばカレー、

シチューのルーを溶かせばシチュー、 

コンソメ味だとポトフ…、

トマト缶で煮込めばトマト煮…、


だいたいそういうものなんだと分かりました。


もちろん、それぞれきちんと作れば、最初から手順も何も違うのでしょうが…。


私の友達は、高校生の頃から、そういうものなんだと、

ちゃんと知っていたんだな…

と、改めて感心しました。


私よりもよくお家でお料理を手伝っていたのかな。

えらいなぁ。


と、
何十年も前の答えが 遅れて分かった気がしました。


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