ひとり綴り

-話-

子の受験で、受験料の払い込みに行った時のこと。


近所の金融機関には知り合いがおられます。

振込み手続きをしてもらうと受験校が分かってしまいます。

それは、秘守義務があるので決して口外はされないと思うのですが…

私はそういう職場で働いたことがないので どういうものなのか分かりません。

内容によっては、ご近所同士のことで、悪気もなく、世間話のレベルで、口外されることもあるのではないかと思ってしまうのです。

まして受験校なんて、かくす程のことでもないし…。


買い物のついでもあったので、少々離れた所の金融機関に行くことにしました。

普段行くこともない金融機関…、ここなら知り合いもいないかな……?

そんなの、こちらが知らないだけで、分からない。

通勤可能な地域だし、どなたか働いておられるかもしれないけど…。


窓口で払い込みをお願いして受領証を受け取ると、その職員さんが、話しかけてきた。

知らない方だけど、その方もお子さんが受験生だそうで、

受検時の宿泊のことなど、聞いてこられました。

私も緊張しながら一生懸命調べたり予約したりした事柄だったので、

一気に話が合って、ほんの短い時間てすが、受験に関する会話を交わしました。


普段ママ友さんとの付き合いが薄く なかなか話せる相手がいないので…

その窓口職員の方とは
思いがけず同士に会ったような、そんな気になってしまったのです。

個人情報がどうとか考えていた割には、簡単に初対面の人と個人的な話をしてしまい、

自分でもちぐはぐだと思いました。


でもその人が感じのいい方だったし
共感できたので、嬉しい気持ちの方が大きかったのです。


f:id:arupejio:20180211060341j:plain