ひとり綴り

子が大事なのに、いい母でないことが悔やまれる。
今もそうだけれど、子が小さかった時はもっとひどかった。
豊かな情緒を育むはずの幼少期に、もっとのびのびと育ててあげればよかった。

もともと母になるには未熟過ぎたのだ。
結婚も、子育ても、始めから自信もなかったし しなくていいなら しなかったと思う。  

でもそれは両親が許さなかったので 結婚することにした。出産もした。

両親は、私と同年代でまだ独身の人のことを、ご両親が気の毒だ…と感じているようだ。

私がずっと独身でいたなら、今でもずっと、そのことばかり気にしていると思う。

だから結婚しただけでも親孝行なのかもしれない。

母も、私の夫のことを大事にしてくれているし、私の子のこともとてもかわいがってくれる。

私は母の助けを得て子育てをしている。

私一人では無理だ。
 
子が穏やかでいられるのは、おじいちゃんおばあちゃんが居てくれるからだと思う。

私一人では無理なのだ。

だめな母だけど

こういう愛の形もある。