ひとり綴り

昨日くらいから、どうも気が重い。

母から言われた少し厳し目の言葉。

一般的に言えば普通のことで、厳しいというほどの事ではない。

普通のことが普通にできない私にとっては、
厳しく感じて気が重くなる。

母のせいではない。



昨夜はどうも、元気になれないまま、早く眠らせてもらった。

早く眠らせてもらった上に、今朝も寝坊。

まだすっきりしない。

もしかして、風邪?まさかインフル?

熱はないぞ。ただ寒い。

そういう体の周期なんだろう。

寝坊して着替える間もなくパジャマのままで夫を見送る。

次に子どもを起こす。

子どもを起こすぞ!という元気も出ない。

もう、起きなければ起きないで、いいや、なんて思ったりする。

とはいえ やっぱり起こすんだけど。

いつもは起きろ起きろと起こすけど、

今朝は、こちらから聞いてみた。

「何時に起きるの?」

もう、何度も何度も起こす元気がないので、

言われた時間にだけ起こそう。

それで私の義務は果たされる。

起きなければ自己責任だ。

「何時に起きるの?」

すると、

「え?なに?どういうこと?」

と布団から顔を出して聞いてきた。

あ。起きた。


やれやれ、よかった。任務完了。


踵を返して立ち去ろうとすると、

背中から声が追いかけてくる。

「お母さん、なんでパジャマ?」

「あ〜まだ着替えてないんだよ」

と言いながら立ち去る。

起きたなら、それでいいの。


子どもは部屋から下りてきて、トイレをすませ、着替えて朝食を食べて出発する。

かばんの用意は昨夜寝る前にすませているので

それを肩に引っかけて出ていく。

かばんの用意を前の日にすませるところは、
偉いと思う。

本人からすると、朝少しでもたくさん寝たいから、やっておくだけなんだろうけど。

当たり前のことでも 出来て偉いと思う。


反抗期で、私が見送ると嫌がるので、隠れて見送る。

窓から子どもが行く様子を見送る。

自転車を立ちこぎして行った。

行くまでにもう一度、

「なんてパジャマ?」

と聞いてくる。

「まだ着替えてないんだよ」

「いつもは着がえてるじゃん」


どうやらパジャマが気になるらしい。


あらら、

反抗期でも、母の様子がいつもと違うって、

気付いてくれたのね。

気にしてくれるのね。

と、少しうれしくなる。



立ちこぎする子どもの姿を見送りながら、

ああ、あの子も出発だ、さっきまで布団にもぐっていたのに、

はつらつと自転車をこいで、一日のスタートをきっているんだ、と思う。

まぶしい朝日を受けながら、東方向にある学校へ向かっている。

あの子の居場所。

家とは違う、あの子の世界。


けっこう好き勝手しているようでも

家にいるほど自由にはできない。

あの子なりに気をつかいながら、

あれでも周りを気にしながら、


元気笑顔でやっている。


さあ今日がはじまる。


わたしも、元気出していかなくちゃ。


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